何をしても楽しくない40代へ|心が動かない原因と見つけたい“本当の欲求”

「これといって楽しいことがない」
「何かやらなきゃと思うけど、心が動かない」

そんな感覚を抱えたまま、日々が過ぎていく——
40代になると、ふと立ち止まってしまう瞬間、増えてきませんか?

筆者自身40代。とても共感します。

仕事も家庭もある程度こなせるようになった一方で、自分の気持ちや欲求がよくわからなくなってくる。
「やりたいことって、何だったっけ?」と、自分自身を見失いそうになることもあると思います。

この記事では、

  • なぜ“楽しい”が感じにくくなるのか
  • 40代に特有のモヤモヤの正体
  • 本当の欲求を見つけるための問いかけ
  • 心がまた動き出すヒント

そんなテーマを、心理や脳の仕組みに触れながら、無理なく実践できる形でお伝えします。

今の自分を責めずに、少しずつ感覚を取り戻していく。
そのきっかけになれたらうれしいです。

なぜ何をしても楽しくないのか?

「楽しいことがない」「何をやっても心が動かない」——そんなふうに感じているなら、決してあなただけではありません。

特に40代になると、人生の選択肢がある程度見えてきて、逆に“ときめき”や“高揚感”が薄れてくることがありますよね。


実は、その背景にはいくつかの心理的・生理的な理由があるのです。

日常がモノクロに感じる理由の一つ

40代となって何をしても楽しくないその理由は特に「報酬系の鈍化」が大きいのではないでしょうか。
脳には「ドーパミン報酬系」と呼ばれる仕組みがあり、これは新しいことや興味深いことに出会ったときに活性化します。

ところが、年齢を重ね、生活がルーティン化してくると、この報酬系の反応が弱くなってくると言われています。

(※参考:東邦大学医療センター「ドーパミンとパーキンソン病」など)

つまり、昔はワクワクしたことでも、今は「まあこんなもんか」と感じてしまうのは、脳の構造的な変化も関係しているのです。

40代ならではのモヤモヤの正体

「自分はこのままでいいのか?」
ふとした瞬間に、そんな疑問が頭をよぎる——。

40代という時期は、これまでの積み重ねがある一方で、「まだ何かできるんじゃないか」「でも、何をしたらいいかわからない」といったモヤモヤを抱きやすい年代でもあります。

そのモヤモヤには、いくつかの背景があります。

仕事・家庭・将来へのプレッシャー

この年代になると、仕事では中堅からベテランとしての責任が重くなり、家庭では子育てや親の介護などの現実にも直面してきます。

どちらにも手を抜けないし、どこかで「ちゃんとしなきゃ」と思っている。

たとえばリクルートワークス研究所の調査の結果、40代会社員の6割以上が「仕事と家庭の両立にストレスを感じている」と回答しています。

仕事で昇進が求められる中、家ではパートナーや子ども、時には親の世話まで——自分のことはどうしても後回しになりますよね。

その結果、「本当は何がしたいのか?」という感覚が埋もれてしまい、「何をしても楽しくない」と感じてしまいがちです。

過去の自分とのギャップに苦しむとき

さらに、もうひとつ見逃せないのが「理想とのギャップ」です。
20代・30代の頃に思い描いていた“理想の40代”と、今の自分との間に差を感じている方も多いのではないでしょうか?

「もっと自由に働いていると思っていた」
「好きなことで生きていたかった」
「こんなに我慢してばかりの毎日になるなんて思ってなかった」

そのズレが、自分を責める原因にもなり、心のエネルギーを奪っていくんですよね。

僕も本当に「働き方と家族」について悩みました。

でも、実際のところ現実と理想が一致している人のほうが少ないものでではないでしょうか。

大事なのは、「まずは今の自分を否定しすぎないこと」だったりします。

僕の場合、受け入れたことで、新たな一歩を踏み出す余白が生まれ、働き方と家族の解消に向けて行動しはじめました。

働き方の設計の見直しは下記の記事にまとめました。

関連記事⇒40代からの働き方を見直す|キャリア設計5ステップ完全ガイド

本当の欲求を見つける3つの質問

「やりたいことがわからない」「自分の本音が見えない」——
これまで周りに合わせてがんばってきた人ほど、自分の本音が見えにくくなるものです。

ここでは、そんな状態から抜け出すための「本当の欲求を見つける3つの質問」を紹介します。
どれもシンプルな問いですが、深く掘っていくと、意外な気づきがあるはずです。

質問①:もし今、全部リセットできるとしたら?

この問いは、今のしがらみや役割から一度距離を置き、「純粋に自分が望むこと」を見つけるためのものです。
現実的な選択ではなく、あくまで“自由な仮定”で答えてみてください。

たとえば「海の近くで小さなカフェをやりたい」「誰にも気を使わず一人旅に出たい」など、今の生活では叶いそうにない願いこそが、本音のヒントになります。

ポイントは、「でも現実的には…」というツッコミを一度置いておくこと。


答えの中に出てきたキーワード(自然、自由、人との関わりなど)を拾って、自分がどんな環境や価値観に惹かれるのかを探ってみましょう。

運営者

僕の場合は、自然、自由、家族、社会との繋がりが本音のキーワードです。

質問②:どんなときに時間を忘れる?

「夢中になれる時間」は、本当の欲求に近い場所にあります。
誰にも強制されず、気づけば何時間も経っていた——そんな経験を思い出してみてください。

  • 資料作りに没頭してた
  • 子どもと遊んでいて笑っていた
  • 趣味の道具を選ぶ時間が好きだった

大事なのは、結果や成果ではなく「感覚」です。
「なぜ夢中になれたんだろう?」「どこが心地よかったんだろう?」と問いを重ねていくと、自分の“欲求の種”が見えてきます。

質問③:「本当はどうしたい?」を何度も聞く

この質問は、日々の選択の中で“本音”に気づくためのリマインダーとも呼べるものです。

「今日は無理してでも会議に出たほうがいい?」
「この仕事、引き受けるべき?」
そう感じたときに、「本当はどうしたい?」と自分に聞いてみる。

最初は「よくわからない」「断ったら迷惑かな」と思うかもしれません。
でも、そのあとにもう一度聞くんです。「いや、本当はどうしたい?」って。

繰り返し問いかけることで、少しずつ「他人の期待」ではなく「自分の意思」で選べるようになっていきます。

自分を後回しにしてきた人ほど、この練習はじわじわ効いてくるはずです。

下記の記事でも詳しく解説しています。

関連記事→やりたいことがみつからない|3つの問いで見つけるライフワークをコーチング視点で解説

心が動き出す“きっかけ”のつくり方

「やりたいことを見つけよう」と意気込んでも、すぐに見つかるわけじゃない。
でも、焦らなくて大丈夫。実は、多くの人が「きっかけ」から始まって、少しずつ心が動いていくんです。

ここでは、そんな“動き出し”のヒントになる2つの方法を紹介します。

変化は「違和感」から始まる

「このままでいいのかな」と感じる違和感。
それって、「今の状態に満足していない自分」が確かにいる証拠です。

たとえば、
・毎朝、会社に行く前にどっと疲れている
・SNSで誰かの働き方を見ると、羨ましさとモヤモヤが混ざる
・週末になっても、楽しみより“回復”が先にくる

こういう違和感をスルーせずに、「なんでそう感じるんだろう?」「どうすれば解決できるだろう?」と思考してみる。


それだけで、少しずつ自分の本音に触れることができるようになります。

感情の起伏が少ない時期ほど、こうした“ざわつき”がヒントになるんですよね。

行動実験してみる

いきなりやりたいことが見つかって、一直線に成功する人なんてそうそういないはずです。

僕は何度も「これやってみよう」「なんか違うな。じゃぁこれは」と何度も行動して自分の感情がどう感じるか試した結果、ようやく今は【やりたいことと、家族・自分の時間】のバランスを取れる生活が見えてきました。

つまり、とりあえず実験してみるという軽い感覚で行動するのがおすすめです。

まとめ|楽しくない今も、必要なプロセス

「何をしても楽しくない」——その感覚は、決して“終わり”ではありません。
むしろ、本当の欲求に出会うための“始まり”とも言えます。

日常が色あせて感じるのは、心や脳の自然な反応。
40代の今、仕事や家庭、将来へのプレッシャーがあるのも、あなただけの問題じゃない。
でも、だからといって「このままずっと心が動かないままか」といえば、そんなことはありません。

ほんの少し立ち止まって、自分に問いかけてみる。
「もしリセットできるとしたら?」「時間を忘れる瞬間は?」「本当はどうしたい?」
そんなシンプルな質問の中に、自分の奥底に眠っていた“欲求のタネ”が見えてくるかもしれません。

そして、そのタネを育てるためには、小さな違和感を大切にすること、人との対話を怖がらないこと。
そうやって少しずつ、心はまた動き出します。

今、楽しくない自分を責めなくていい。
それは、「本当の自分を思い出すためのプロセス」に、あなたがちゃんと向き合い始めた証なのですから。

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こーせー(中森康成)ライフワークコーチ
元・居酒屋店長 → サーフィン世界一周 → ノマドブロガー(月収100万) → フリーランス時代に筋トレ大会日本TOP10 → 「体づくりカフェ」起業(7年目)
今は「変わりたくても動けなかった自分」の経験とコーチングを学びながら、変わりたい人に向け”成りたい自分になれる”発信をしています。
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