「ちゃんと準備してから始めよう」
「失敗したらどうしよう…」
「中途半端なまま出すなんてできない」
そう思って動けなくなったこと、ありませんか?
僕は、何度もあります。むしろ、それでずっと止まってました。
でもあるとき気づいたんです。
“完璧を目指すほど、行動が遠のく”って。
この記事では、かつて完璧主義に悩まされていた僕自身の体験をもとに、
なぜ完璧を求めてしまうのか?どうしたら一歩踏み出せるのか?
ゆるく動き出すための思考のコツをお伝えします。
Contents
完璧主義が行動を止めてしまう理由
やるからには完璧してから…と思い込んでいたので、よくわかるのですが完璧主義が行動を止めてしまう理由は下記の3つでした。
成果を出すことが「前提」になっている
完璧主義の人ほど、「やるからには結果を出さなきゃ」と思いがちです。
だからこそ、
- 失敗したらどうしよう
- 途中でやめたらカッコ悪い
- 最後までできなかったら意味がない
そんな不安が先に立ち、最初の一歩がどんどん遠のいてしまいます。
大切なのは行動した成果ではなく、行動そのものです。
「失敗=自分の否定」になってしまう
完璧を求めるほど、失敗に対する恐れが大きくなります。
そしていつの間にか、
「失敗したら、能力がない証拠」
「ダメな自分がバレてしまう」
そんな風に、失敗=自分の否定になってしまうんです。
行動の前に、「否定される未来」を想像してしまったら、そりゃ動けなくなりますよね。
他人と比べて「まだまだ」と思ってしまう
完璧主義とセットになりやすいのが「比較グセ」。
- あの人はもっとできてる
- 自分はまだ足りない
- だから始めても意味がない…
他人の“完成形”と、自分の“途中経過”を比べて、落ち込んでしまう。
その繰り返しが、「行動しない方が楽」という選択肢を選ばせてしまいます。
関連記事→「人と比べて落ち込む…」をやめたいあなたへ|自分軸で生きるための思考法
大切なのは完璧を目指しつつもゆるすこと

僕自身も、「どうせやるなら完璧に」と思っていました。
だからこそ、
- 書きかけのブログを何日も放置したり
- SNS投稿を何度も下書きだけして消したり
- 小さな挑戦さえ、準備に時間をかけすぎて疲れたり
「始められない」「続かない」「出せない」
そんなループにハマっていたんです。
でもある時気づいたんです。
完璧主義って、“行動してる自分”じゃなくて
“理想の自分像”をずっと見張ってるだけだった。
行動していないのに、「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込み続けてる。
これって、心が疲れて当たり前ですよね。
だからこそ大事なのは、「完璧を目指すしつつ、完璧じゃなくてもOK」と、自分をゆるすこと。
まず“動いてみる”ことが、それが完璧なのか完璧じゃないかの判断がつきます。
完璧主義の裏にある“本当の気持ち”
完璧主義の根っこにあるのは、「理想が高いから」じゃありません。
本当はもっとシンプルで人間らしい気持ち——
認められたい、失敗したくない、笑われたくない、不安…
そんな“心の揺れ”を守ろうとしてるだけなんです。
僕も昔は、
「中途半端な自分なんて見せられない」
「失敗したら終わりだ」って思ってました。
でもそれって突き詰めると、
「認めてもらいたい」「傷つきたくない」って気持ちだったんですよね。
つまり、「完璧にやらなきゃ」は自分を守るための鎧。
安心できるけど、行動は難しくなる。
完璧主義の正体は、弱さじゃなくて、「大切にしたいものがある」サインなんです。
僕が変われた3つの“ゆるい行動ルール”

完璧主義だった僕が少しずつ行動できるようになったのは、「自分にゆるさを許した」ことがきっかけでした。
以下の3つのルールは、今でも大切にしている「マインドの取り扱い書」です。
①「60点でもOK」と決めたこと
僕は昔、「どうせやるなら100点にしなきゃ」と思っていました。
でもその考えが、いつも自分の首を締めていたんです。
そこで意識して変えたのが、「60点でOK」と決めること。
ブログを書く日も、カフェの新メニューを考える日も、“完璧より前進”を選ぶようにしました。
すると不思議なことに、行動のハードルが一気に下がったんです。
ハーバード大学の心理学者も「完璧主義から抜け出すのは、見た目ほど大変ではない」と語っています。
根本的な改革や全面的な見直しは必要なく、
「5%自分を理解し、1%の間違いを許し、2%優しくなるだけで十分」
と伝えています。
②最初は1行、1分でよしとした
ブログの場合も「最初の一文」が鬼門でした。
そこで、「今日は1行書けたらOK」にしてみたら、案外そのまま5行、10行と書き進められる日が増えていきました。
やってみて分かったのは、
やる気は、動いたあとに出てくるもの
ということ。
“1行だけ”というゆるさが、いつも僕の背中を押してくれました。
関連記事→行動できない時に試してほしい「1分アクション」7選|気合ゼロでも動ける工夫
③失敗は成功確率が上がっただけ
行動を止める一番のブレーキは「失敗への恐怖」。
だから、行動前にこんな言葉を自分にかけるようにしています。
「大丈夫、失敗しても成功の可能性が少し上がるだけ」
その方法では上手くいかなかっただけで、また別のアプローチをすればいい。
と思うだけで行動が楽に捉えられ、肩の力が抜けるんです。
この3つは、今でも僕の行動の土台になっています。
完璧じゃなくて大丈夫。
“ゆるいルール”が、継続や挑戦の味方になるんです。
まとめ|人生は60点でも、十分前に進める
完璧を目指すほど、動けなくなる。
これは僕自身が、何度も味わってきた実感です。
「100点じゃないと意味がない」
そう思っていた頃は、いつも頭の中ばかりが忙しくて、
心も体もぜんぜん動かせませんでした。
でも、「60点でOK」「まず1行だけ書こう」と、
ゆるくハードルを下げてみたら…
不思議と進んでいけるんです。
たとえ中途半端でも、
たとえ途中でやめちゃっても、
それでも“やってみた”という事実は、ちゃんと自信になります。
動けば変わる、止まれば悩む
どんなに小さな一歩でも、踏み出した瞬間に景色は変わります。
逆に、「まだ準備が足りない」「もっと考えてから…」と止まっていると、
頭の中だけで悩みがどんどん膨らんでしまう。
だからこそ、まずは“動く”。
「完璧より、まず一歩」から始めよう
100点を目指すより、まず一歩を踏み出す。
「うまくやること」より、「やってみること」。
人生って、意外とその方が進んでいけるし、
そっちのほうが、ちょっと楽しくなる気がしています。
完璧じゃなくて、大丈夫。
あなたの“今の一歩”が、未来をちゃんと変えていきます。
今回の記事に合わせて、「変わりたいのに変われない…」その心理と抜け出した方法を体験ベースで解説も読んでおくのがおすすめです。
失敗=ダメな自分 ではありません。