「仕事を辞めたのはいいけれど、この先どうすればいいんだろう…」
そんな不安に押しつぶされそうになっていませんか?
体調不良や人間関係のストレス、会社の方針に耐えきれずに辞める決断をした人は少なくありません。
僕自身も過去に仕事を手放し、「これからの人生うまくやれるのか?」と不安に思っていた時期がありました。
でも、振り返ってみると 「仕事を辞めたこと」こそ、自分の人生を見つめ直すチャンス だったんです。
世界一周をしたり、ノマドワーカーとして働いたり、逆に地域に根差したカフェを立ち上げたり。その経験を通じて気づいたのは、人生とは働くためではなく、人生を楽しむために働くものだということ。
この記事では、僕自身が仕事を辞めたあとに経験したこと、そこから「自分らしさ」を取り戻していったプロセスをお話しします。
今不安の中にいるあなたにも、きっとヒントがあるはずです。
仕事を辞めたあとに襲ってきた不安

「もう限界だ」と思って辞めたはずの仕事。
けれど、そのあとに待っていたのは解放感よりも、不安でした。
仕事を手放した瞬間から、これまで会社に守られていた部分と向き合わざるを得なくなるんですよね。
僕の場合、当時の会社の先輩や同僚の繋がりや経験は本当に感謝しています。
ただ、長時間労働に心身共に疲れ、自由になりたいという想いで次のステップに行こうと思い、辞めて自由になったつもりでいましたが気持ちは晴れず、むしろ心の中は曇り空のままでした。
やっと辞められたのに、心は晴れなかった
未来への期待を持って仕事を辞めて「これで自由になれる」と思ったのは一瞬だけでした。
数日経つと、この先本当にうまくやっていけるのか?
時間はたっぷりあるのに、何をしたらいいのか分からない。
あれほど次のステップに進みたいと思い、実際に辞めてみると心がスッキリしない。
そんなギャップに戸惑いました。
仕事を辞めた直後って、解放感と同時に「これから自分はどう生きていくのか」という問いがドンと押し寄せてきます。
当時の僕の場合、その問いに答えられなかったからこそ、晴れやかな気持ちになれなかったのだと思います。
将来のキャリアやお金の不安に押しつぶされそうになった
さらに重くのしかかってきたのは、将来に対する不安でした。
- このまま収入が途絶えたらどうしよう
- 再就職なんてできるのだろうか
- 家族や周りからどう見られるんだろう
頭の中はそんな不安でいっぱいでした。
特に僕は20代で仕事を辞めてしまったので、「同世代はキャリアを積んでいるのに、自分だけ遅れているのでは?」という焦りもありました。
安心感をくれていた「肩書き」や「毎月の給料」がなくなったとき、人はここまで不安になるのかと痛感しました。けれど、今振り返ればその不安こそが、自分の人生を見直すきっかけになったんです。
ちなみに厚生労働省の調査によると、正社員を希望して再就職活動をした人の約7割は、実際に正社員として再就職できているそうです。
「辞めたらもう正社員になれない」というのは思い込みで、多くの人が希望どおりに再スタートを切っています。そう思うと、少し肩の力が抜けて、不安が和らぎませんか?
参考サイト:厚生労働省「再就職の状況」
仕事を辞めたからこそできた“自分の探求”

不安は大きかったけれど、それと同時に「自分はどう生きたいのか?」を考える余白が生まれました。
会社にいたときは、目の前の業務に追われるばかりで、自分の人生なんて振り返る余裕がなかったんですよね。
辞めたからこそ、いろんな挑戦ができたし、自分らしさを取り戻す旅が始まりました。
20代で世界一周に挑戦した
最初にしたのは「世界を見てみたい」という直感に従うことでした。
仕事を辞めたばかりの20代、キャリアの不安はありましたが、「今この瞬間にしかできないことをやろう」と決め、バックパックを背負って飛び出しました。
見知らぬ土地で出会った人や景色は、僕の価値観を大きく揺さぶりました。
肩書きや職業がなくても、人は笑い合えるしつながれる。
あの経験がなければ、「人生を楽しむために、仕事が必要」という感覚は得られなかったと思います。
ノマドワーカーとして自由に働いた日々

帰国後は、Webメディアの運営で独立し、ノマドワーカーとして働き始めました。
カフェでも旅先でも、パソコンさえあれば仕事ができる。
そんな自由な働き方は、当時の僕にとって憧れのライフスタイルでした。
最初は本当に楽しかったんです。
働く時間も場所も自由で、やりたいことに集中できる。
でも、1年以上「何もしなくても収入が入る状態」を経験すると、だんだん心に空白ができていきました。
自由は心地よいけれど、それだけでは生きる意味を満たせないことを知ったのです。
自由に飽き、虚無感に襲われた時期
「何もしなくても生きられる」状態は、幸せのように見えて実はとても虚しいものでした。
周囲からは「羨ましい」と言われても、僕自身は「このままでいいのか?」と心がざわついていました。
情熱を持てるものがなく、ただ日々を消費していく感覚。
自由であるはずなのに、心がどんどん閉じていく。
そんな時期を経て、僕はようやく気づきました。
僕の幸せな人生には「情熱を持って取り組める仕事」と「暮らしを大切にできる働き方」の両方が必要だということです。
「働くのは人生を楽しむため」と気づいた瞬間
仕事を辞め、自由を求め、そして虚無感を味わう。
その流れを一通り経験して、僕はようやく大切なことに気づきました。
それは、働くことそのものが目的になってはいけないということです。
「人生とは働くためではなく、人生を楽しむために働くもの」
もし働くこと自体が苦になっていたら、それは仕事に人生を食われている状態です。
僕自身、仕事に振り回されていたときは、人生を豊かにするどころか削られていく感覚がありました。
だからこそ「働く目的は人生を楽しむため」というシンプルな真実に気づけたとき、大きな肩の荷が下りたような感覚になったのです。
情熱を持てる仕事と暮らしの両立の大切さ
自由だけでは満たされなかった理由は、そこに「情熱を持てる対象」がなかったからでした。
一方で、情熱を注げる仕事だけに偏ってしまうと、家族や健康といった暮らしが犠牲になってしまう。
どちらか一方ではなく、両方を大切にできてこそ、本当の意味での幸せにつながると感じました。
僕の今の働き方――カフェを拠点にした体づくりの場や、キャリアコーチングで「変わりたい人」を応援する仕事――は、まさにその両立を叶えています。
これは遠回りしたからこそ辿り着けた気づきでした。
仕事を通じて自分や誰かを支える幸せ
もうひとつ大事なのは、「仕事が誰かの役に立つ」という感覚です。
自由に生きるだけではなく、仕事を通して人の力になれることが、自分の存在価値を支えてくれる。
たとえば、カフェに来たお客さんが「ここに来ると元気になれる」と言ってくれる。
コーチングを受けた方が「新しい一歩を踏み出せました」と報告してくれる。
そういう瞬間にこそ「働く喜び」があると実感します。
仕事を辞めることは“逃げ”ではなくチャンス

仕事を辞めるとき、多くの人が「逃げるようで恥ずかしい」とか「甘えじゃないか」と自分を責めてしまいます。
僕もそうでした。
でも今思えば、辞めたことは逃げではなく、自分を守り直し、人生を取り戻すためのチャンスでした。
社会の「正解」に縛られなくていい
僕たちはつい、「正社員で続けるのが安定」「辞めたら負け」という社会の“べき論”に縛られてしまいがちです。
でも本当にそうでしょうか?
僕自身は、その「正解」に合わせようとして心も体もすり減らしてしまいました。
辞めたことは、むしろ「自分にとっての正解」を探すスタートラインだったと思います。
辞めることでしか見えない景色がある
正直、仕事を続けていたら、世界一周もノマド生活も、カフェ起業も絶対にしていなかったはずです。
安定している会社にいればこそ、その外の世界を想像できなかったからです。
辞めるという決断をしたからこそ、自分の感覚が広がり、可能性を試すことができました。もちろん不安はつきまといます。でも、不安とセットだからこそ新しい挑戦が生まれるんですよね。
僕が今選んだ「ライフスタイル支援」という働き方
そして今、僕が辿り着いたのは「ライフスタイル支援」という仕事です。
カフェを通じて体づくりや居場所づくりをサポートしたり、キャリアコーチングで40代からの生き方を応援したり。
これは僕にとって、情熱を持てる仕事であり、同時に暮らしを大切にできる働き方でもあります。
ここに至るまでには紆余曲折がありました。でも振り返ると、すべては「辞めた」という選択から始まっているんです。だから僕は断言できます。
仕事を辞めることは逃げではなく、人生を取り戻すためのチャンスです。
キャリアの再設計の仕方は下記の記事にまとめました。
関連記事→40代からの働き方を見直す|キャリア設計5ステップ完全ガイド
不安の先に“自分らしい人生”がある。ただし独立だけが正解ではない

仕事を辞めたあと、不安でいっぱいになるのは自然なことです。
僕も同じようにキャリアやお金、周りの目を気にして、「これからどうすればいいんだろう」と立ち尽くした時期がありました。
でも、あの経験があったからこそ「自分はどう生きたいのか?」と真剣に向き合うことができました。
そして、世界を旅したり、ノマド生活をしたり、カフェを立ち上げたりと試行錯誤した末に、人生とは働くためではなく、人生を楽しむために働くものだと気づけたんです。
そしてもうひとつ大事なのは、「独立すること」=「自分らしさ」ではないということ。
- 転職して環境を変えるのがベストな人もいる
- 副業から小さく始めるのが心地いい人もいる
- 独立や起業が自分に合う人もいる
僕の場合は独立が自分らしさにつながりました。
でも、それが誰にとっても正解だとは思っていません。
大事なのは「どんなふうに生きたいか」という問いに向き合うこと。そして、その答えを行動に移していくことです。
今もしあなたが不安の中にいるなら、それは新しい一歩を踏み出すチャンス。
あなたにしか見つけられない“自分らしい人生”が、その先で待っているはずです。
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