行動を継続させる“ご褒美設計”のコツ|やる気より報酬がカギだった話

「継続が苦手なんです」
「やる気がある時はいいけど、すぐ三日坊主になります…」

コーチングやSNSでも、こんな声をよく聞きます。
もちろん、僕もそのひとりでした。

やる気を頼りに行動しようとしては、疲れて、また止まる。
気合いを入れて「今度こそ!」と決意しても、3日後にはなかったことに。

でも、あるとき気づいたんです。

「継続できない」のは、意志が弱いせいじゃない。
「ちゃんと“報酬”を用意してなかった」だけなんだ、と。

この記事では、やる気よりも大事な「ご褒美設計」の話を、
僕自身の体験とともにお届けします。

著者プロフィール
こーせープロフィール写真

名前:こーせー

元・居酒屋店長 → サーフィン世界一周 → ノマドブロガー(月収100万)→ フリーランス時代に筋トレ大会日本TOP10 → 「体づくりカフェ」起業(7年目)

今は、かつての僕と同じように「このままでいいのかな」と迷う30〜40代の方々に向けて、行動マインドや習慣のヒント、コーチングの学びを発信しています。

⇒詳しいプロフィールはこちら

「やる気」で続かないのは当然だった

「今週こそ、朝活しよう!」
「毎日ブログ書こう!」
「筋トレ、続けよう!」

そう思っては何度も挫折してきた僕が、ようやく受け入れた真実があります。

それは――

「やる気」には持続性がない、ということ。

なぜ“意志の力”は続かないのか?

僕たちの脳は、基本的に“ラクしたがる”構造になっています。
とくに新しい行動や、慣れていない習慣に挑戦するとき、
脳は「変化=不快」と感じてストップをかけようとします。

いくら気合いやモチベーションが高くても、
それを毎日使うのは“筋トレを毎日限界までやる”ようなもの。

だから、むしろ継続できないほうが自然なんです。

関連記事→「変わりたいのに変われない…」その心理と抜け出した方法を体験ベースで解説

僕が「朝活」を何度も挫折した理由

以前の僕は、早起きしてブログを書く“朝活習慣”に何度も挑戦していました。
でも、早起きできた日はドヤ顔、できなかった日は自己嫌悪。
だんだんプレッシャーになって、気づけばアラームを止めて寝る日々…。

なぜ続かなかったのか。

答えはシンプルで、「やった後の楽しみ(報酬)」がなかったからです。

続けるために必要だったのは“小さなご褒美”

「行動できないのは、根性が足りないから」
「サボる自分はダメだ…」

そうやって自分を責めていた時期が、僕にもありました。

でも、習慣化や継続のメカニズムを学んでいく中で気づいたんです。

「やる気」じゃなくて、「報酬」が行動をつくってるんだ、と。

脳は“快”を感じた行動をくり返す

僕たちの脳には、「報酬系」と呼ばれる神経回路があります。
これは、「快」を感じた行動をもう一度やろうとする仕組みのこと。

参考サイト:All About Japan(薬学博士監修)

つまり、

  • やって気持ちよかった
  • うまくいったときに褒められた
  • 終わったあとにスッキリした

こういった「心地よさ」があると、脳が“もっとやりたい”と学習するんです。

ご褒美=大げさじゃなくていい

「ご褒美」って聞くと、
高級ディナーとか旅行とか、豪華なイメージが浮かぶかもしれませんが…

必要なのは、そんな立派な報酬じゃありません。

  • コーヒーをゆっくり飲む
  • SNSを3分だけ見る
  • 「今日もやれた!」って自分にひと言かける

こういう、“小さくて気持ちいいこと”で十分なんです。

僕がうまく行動を続けられるようになったのは、
この「ご褒美設計」をうまく仕込むようになってからでした。

行動に報酬を与えることで習慣が定着するという考え方は、タイムズ紙ベストセラーのジェームズ・クリア氏の記事でも語られています

僕が実践して効果があった“ご褒美設計”

僕も最初は「行動にご褒美なんて甘えじゃない?」と思っていました。
でも今では、**「仕組みとしてご褒美を用意するのは、継続の技術」**だと考えています。

ここでは、僕が実際にやって効果があった“ご褒美設計”を3つご紹介します。

1. ブログを投稿したら「SNS見てOK」ルール

SNSって、ついつい見ちゃいますよね。
でも僕はそこに「罠」ではなく「ご褒美」を仕込むようにしました。

やり方は簡単で、

ブログを投稿したら、そのあとSNSをチェックしてOKにする

これだけ。

“やるべき行動”のあとに“楽しい行動”をセットにすることで、
「まずやる→楽しみが待ってる」という流れができて、自然と習慣化されました。

2. 継続できた週は「ラーメン or 寿司」へGO

週末、振り返って「3記事書けた」「毎朝行動できた」など、
自分の中で「今週はよくやったな」と感じた週は、
ご褒美としてラーメンかお寿司を食べに行きます(笑)

ポイントは、

成果じゃなく“行動した自分”を喜ばせる

ただでさえ頑張ってる自分に、
“楽しみ”をリンクさせてあげることで、
脳に「またやりたい!」がインプットされます。

3. AIに作業報告して「行動を見える化」

これはちょっとユニークかもしれませんが、
僕は毎日、「今日やったこと」をAIに話してます(笑)

すると、

  • 「今日もちゃんとやれたな」
  • 「こないだよりペースいいかも」
  • 「ここまで続けられてるじゃん」

…と、自分を“外側から見る”ことができるようになります。

これって、ちょっとした「自己承認」にもつながるんですよね。

行動=記録して、認めてあげる。
それだけで、人はまた次の一歩を踏み出しやすくなる。

ご褒美は、サボる理由ではなく、“続ける仕組み”にできます。

習慣化に効く“ご褒美設計”3ステップ

ここまで読んでくださったあなたも、
「自分もやってみたい」と思っているかもしれません。

でも「何をどう設計すればいいの?」と感じた方のために、
僕が実践しているご褒美設計のステップを3つにまとめました!

ステップ①:ご褒美をつけたい「行動」を決める

まずは、
「これをやれるようになりたい!」という行動を明確にします。

  • 朝起きて10分だけ読書
  • ノートに1行だけ思考を書く
  • 毎日1つだけタスクを終わらせる

ポイントは、「小さくてすぐ終わる行動」にすること。

やる前に気合いが必要なものは、ご褒美をつけても続きません。

ステップ②:「ご褒美」は“感情ベース”で選ぶ

ご褒美は、“テンションが上がるもの”を選ぶのがコツです。

  • コーヒーを飲んでぼーっとする
  • 好きな曲を1曲だけ聴く
  • スイーツを1つだけ食べる

重要なのは、「やれたら気持ちいい!」と思えるかどうか。

見返りではなく、“感情の回復”を意識しましょう。

ステップ③:「できたこと」にだけご褒美を与える

ここで注意したいのは…

✖「成果」にご褒美を与える
〇「やったこと」にご褒美を与える

たとえば「記事がバズったらケーキ」ではなく、
「記事を投稿したらコーヒー」くらいでOKです。

結果ではなく、行動自体を祝福する。
これが脳に「これはいいこと」と教え込む秘訣です。

続けられる人は、“強い人”ではありません。
ご褒美をうまく設計できている人なんです。

僕が変われた背景はこちらの記事にまとめています

関連記事→行動できなかった僕が変われた5つのきっかけ|動けない自分を責めていた頃の話

まとめ|行動は“自分を喜ばせる設計”から始まる

行動を続けられないとき、
僕たちはつい「意志が弱いから」「やる気が足りないから」と、自分を責めがちです。

でも、本当は違います。

継続に必要なのは、がんばりじゃなくて、仕組み

そしてその仕組みの中でも、とくに効果があるのが――
**「ご褒美設計」**なんです。

  • 小さな行動に、
  • 小さな報酬をつけて、
  • 小さな“成功体験”を積み重ねていく。

これだけで、行動はグッと軽くなります。

僕も、
「SNSはブログ投稿したらOK」
「1週間がんばったらラーメン」
「AIに“やったよ!”って報告してニヤつく」
そんな仕組みで、毎日じわじわ動けるようになりました。

行動は、自分を追い込むことじゃなくて、
自分をちょっと喜ばせてあげることから始めていい。

この記事が、そんな“やさしい一歩”のヒントになればうれしいです

もっとライトな行動の一歩目はこちらもどうぞ

関連記事→行動できない時に試してほしい「1分アクション」7選|気合ゼロでも動ける工夫

役に立ったらシェア!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
こーせー(中森康成)ライフスタイル起業家
元・居酒屋店長 → サーフィン世界一周 → ノマドブロガー(月収100万) → フリーランス時代に筋トレ大会日本TOP10 → 「体づくりカフェ」起業(7年目) 今は「変わりたくても動けなかった自分」を救った経験を活かして、 行動できない人の心に寄り添うコーチングを学びながら、発信しています。
詳しいプロフィールはこちら。