「やらなきゃいけないのに、なぜか動けない」
「何から始めたらいいかわからない」
そんな時、あなたは自分にどんな言葉をかけていますか?
僕自身、ずっと“正しい方法”や“やるべきこと”を探してばかりで、
モヤモヤしたまま、何も動けない日々がありました。
でも、コーチングを学ぶ中で僕たち人間の行動を起こす際は、”問い”が重要だと知りました。
“問い”が変わると、行動が変わる。
誰かのひと言、あるいは自分自身への問いかけが、
心の奥にある“本音”や“希望”をそっと引き出してくれることがある、と。
この記事では、僕が実際に使っている
**「行動のスイッチになる問いかけ」**を7つ紹介します。
今のあなたにぴったりの問いが、きっとひとつはあるはずです。
Contents
【① なぜ動けないのか?の前に、まず「本当はどうしたい?」と聞く】
「なぜできないんだろう」
「どうしてこんなにダメなんだろう」
気づけば、自分を責める方向にばかり問いが向いてしまうこと、ありませんか?
でも、責める問いは、心を閉じさせます。
その代わりに、こう聞いてみてください。
「いま、本当はどうしたい?」
「どんなふうに1日を過ごしたい?」
この問いは、責めるのではなく、“願い”にアクセスする問い。
「何をすべきか」ではなく、
「どうありたいか」にフォーカスを移すことで、
不思議と心が動き始めることがあります。
たとえば、こんなふうに問いかけてみる
- 「今日、どんな気分で1日を終えられたら嬉しい?」
- 「行動できたとして、それがどんな気持ちにつながりそう?」
- 「心から“やりたい”って思えること、最近あったか?」
僕もこの問いを自分にかけたことで、
「実は、もっと気楽にスタートしたかったんだ」
「成果じゃなくて、プロセスを大切にしたいんだ」
そんな本音に気づくことができました。
問いを変えると、意識の矢印が変わる。
それだけで、見える景色も変わってくるんです。
【②「できない前提」じゃなく、「できるとしたら?」と聞いてみる】
僕たちは、無意識にこんな問いを自分に投げていることがあります。
- 「どうしてこんなにできないんだろう」
- 「なんでいつも続かないんだろう」
- 「やる気が出ないのは自分がダメだからかな」
でもこれって、そもそも「できない」が前提になってるんですよね。
その前提のまま問い続けても、
出てくるのは“責め”や“言い訳”ばかり。
問いの前提をゆるめてみる
そこでおすすめなのが、この問いです。
「もし“できる”としたら、何ができそう?」
「もしやるとしたら、どこからなら始められそう?」
“できない”からスタートするんじゃなく、
“できるとしたら”という仮の前提を置くだけで、
脳は自然と「可能性」を探し始めます。
たとえば、こんなふうに使えます
- 「今日は無理」→「じゃあ“1分だけならできる”ことって何?」
- 「ブログ書けない」→「もし“1行だけ”なら書けるとしたら?」
- 「何もしたくない」→「“何もしないことを選ぶ”ってあり?」
僕自身、何度もこの問いに助けられました。
やる気がゼロの日。
疲れて何も考えたくない日。
そんな時でも「もし、できるとしたら?」と問い直すだけで、
不思議と1歩だけ、動けたりするんです。
前提を変える問いは、
自分の“可能性のスイッチ”を入れてくれる。
「できるかどうか」じゃなくて、
「できるとしたら何をするか?」を考えてみてください。
【③ 「過去」じゃなく「未来」を見せてくれる問い】
行動できない日が続くと、
つい“できなかった自分”ばかりを思い返してしまいませんか?
- 「また今日もダメだった」
- 「あの時、やっておけばよかった」
- 「前も失敗したから、今回も無理かも」
こうして、いつの間にか「過去の自分」が、今の足を引っ張りはじめます。
過去ではなく、“未来”から問いかけてみる
そんな時こそ、視点をぐっと先に向ける問いを使ってみましょう。
「半年後の自分が“ありがとう”って言う選択は、どれ?」
「未来の自分が、ちょっとだけ誇れる行動って、なんだろう?」
問いを“未来基準”に変えるだけで、
今この瞬間の選択が少し前向きに感じられるようになります。
たとえば、こんな使い方ができます
- 迷って動けないときに:
→「3ヶ月後に“やっててよかった”と思えるのはどっち?」 - 自信がなくて止まりそうなときに:
→「未来の自分は、今のこの挑戦をどう見てる?」
僕自身、迷ったときにこの問いをよく使います。
たとえば、ブログを書くか迷っていた夜。
ふと、「1年後の自分が“ありがとう”って言う行動ってなんだ?」と聞いてみる
出てきた答えは、「とりあえず下書きだけでも書いてみよう」でした。
過去にとらわれそうになったら、
“未来の自分”とちょっとだけ会話してみる。
その問いが、あなたの今日の選択を優しく導いてくれるはずです。
【④ 「正解を探す」から「本音を探す」へ】
行動できないとき、
「どうすれば正しいのか?」と、つい“正解”を探したくなります。
- 「もっと効率のいい方法があるんじゃないか」
- 「これで合ってるのか分からない」
- 「間違えたくない、失敗したくない」
気づけば、“他人の正解”を求めてSNSや検索を彷徨い、
結果、どれもピンとこなくて余計にモヤモヤする。
僕も、ずっとそのループにハマっていました。
正解よりも、“自分の本音”にアクセスする問い
そんなとき、こんな問いを投げかけてみてください。
「それ、ほんとは“やりたい”と思ってる?
それとも、“やらなきゃ”と思ってるだけ?」
正解探しをやめて、“気持ちの声”に耳をすます問いです。
行動が止まっているのは、やる気の問題じゃなくて、
そもそも“心が動いていない”だけかもしれない。
たとえば、こんな問い方も効果的です
- 「これ、本当に自分が望んでることかな?」
- 「“やらなきゃ”の中に、“やりたい”はある?」
- 「今の自分にとって、必要なことってなんだろう?」
僕の場合、ずっと「ブログを書かなきゃ」って思ってたけど、
実は「変われない幼馴染の背中を押したい」という“やりたい”が奥にあった。
その本音に気づいた瞬間、
“やらなきゃ”が、“やりたい”に変わったんです。
行動できないときは、
「正しいかどうか」じゃなく、「本音かどうか」を問いかけてみる。
その答えは、意外ともう、自分の中にあるのかもしれません。
【⑤ 「行動」を小さくする問い】
やる気はある。
気持ちもある。
でも、いざ動こうとすると、足がすくんでしまう。
そんなとき、心の中でこうつぶやいていませんか?
- 「始めたらちゃんとやらなきゃ」
- 「中途半端にやるのは意味がない」
- 「どうせやるなら完璧に」
僕もずっとそう思っていました。
でも、これが行動を止める一番の罠だったんです。
“行動を小さくする”問いを使ってみる
完璧じゃなくていい。
すごいことじゃなくていい。
「今日できる“1ミリの行動”って、なんだろう?」
こう問いかけてみると、不思議と
“ほんの少しだけ前に進めること”が見えてきます。
たとえば、こんな問いでハードルを下げてみる
- 「タイトルを考えるだけでもOKなら、やれる?」
- 「5分だけやってみるとしたら、何する?」
- 「“やったことにしてもいい”くらいの行動って何?」
僕もブログが全然書けなかった時期、
「下書きじゃなくて、“1行メモ”でOK」にしたことで、やっと書き始められました。
大きな一歩より、“とりあえず1ミリ”。
それだけで、前には進めるんです。
小さな問いが、大きな前進をつくる
「行動するために、まずは問いを小さくしてあげる」
それだけで、“動けない自分”にやさしくなれます。
そしてそのやさしさが、
次の1ミリ、その次の1ミリを生み出してくれるようになると思っています。
関連記事→完璧じゃなくて大丈夫|“完璧主義”が行動を止める理由とゆるく始めるコツ
関連記事→行動できない時に試してほしい「1分アクション」7選|気合ゼロでも動ける工夫
【⑥ 「どんな自分でありたいか」を思い出させる問い】
行動できないとき。
それは、“今の自分に納得していない”サインかもしれません。
- やらなきゃと思うのに、動けない自分がイヤになる
- なんのために頑張ってるのか、分からなくなる
- 一歩踏み出すエネルギーが枯れてしまったように感じる
そんなとき、僕は“理想の自分”を忘れてしまっていたことに気づきました。
「どうありたいか」を問い直すと、力が戻ってくる
「今の自分は、どんな自分でありたい?」
「今日は、どんな気持ちで1日を終えたい?」
未来の大きな目標じゃなくていい。
“今日の自分”がどんな自分でいたいか。
たったそれだけを思い出すだけで、
「今ここ」でできることが自然と浮かんでくるんです。
たとえば、こんな問いもおすすめです
- 「今日の自分を、一言で表すと?」
- 「“いい1日だった”って感じられる自分って、どんな人?」
- 「子どもに見せたい“自分らしさ”って、どんな姿?」
僕がコーチングを学び始めたのも、
「人の一歩を応援できる人でありたい」と思ったから。
忙しさや不安でそれを忘れそうになったとき、
この問いを自分に返すだけで、もう一度立ち返ることができます。
【⑦ 「そもそも、それ誰の声?」と聞いてみる】
行動が止まるとき、心の中には
いろんな“声”が響いています。
- 「もっとちゃんとやらなきゃ」
- 「まだそんなレベルなの?」
- 「うまくいくわけないよ」
- 「そんなことして、どうせ笑われる」
…でも、その声って本当に「自分の声」でしょうか?
無意識に刷り込まれた“他人の声”
振り返ってみると、
その声はかつて誰かに言われた言葉だったり、
勝手に思い込んでいた“理想の自分像”だったりします。
「上司の言葉」
「親に言われたこと」
「SNSでよく見る成功者の声」
それを自分の声だと信じ込んで、
無意識のうちに自分を縛っていたんです。
自分の中で、問い直してみる
「この“こうすべき”って、誰が言った?」
「これは“やりたい”こと? それとも“やらなきゃ”に聞こえてるだけ?」
この問いを立てるだけで、
“他人軸”から“自分軸”への切り替えスイッチが入ります。
こんな風に問いかけてみよう
- 「この不安、誰かの期待から来てない?」
- 「“失敗したら終わり”って、誰に言われた?」
- 「それ、本当に“自分の声”?」
僕自身、「歯を食いしばって毎日やらなきゃ」と思い込んでいたけれど、
それは“あのYOUTUBE見る成功者が言ったから”に過ぎなかったと気づいたとき、
すっと肩の力が抜けたんです。
行動できない時こそ、「この声、誰のもの?」と問いかけてみる。
自分じゃない誰かの声に、人生を握らせなくてもいいんです。
他人の声に縛られていると感じたら下記の記事もぜひ読んでみてください。
関連記事→「人と比べて落ち込む…」をやめたいあなたへ|自分軸で生きるための思考法
【まとめ】行動できないときこそ、「問い」が力になる
人は、問いかけられることで
はじめて“自分の本音”に気づけることがあります。
やる気がないわけじゃない。
ダメなわけでもない。
ただ、今の自分にぴったりの問いを、まだ知らないだけかもしれません。
この記事で紹介した7つの“問い”
- 「本当はどうしたい?」
→ 責める前に“願い”を聞いてみる - 「できるとしたら、何ができそう?」
→ “できない前提”からの脱出 - 「半年後の自分が“ありがとう”って言う選択は?」
→ 過去じゃなく、未来にフォーカス - 「それ、本当にやりたい?」
→ 正解探しから“本音”へ - 「今日できる“1ミリの行動”って何?」
→ ハードルを一気に下げる - 「今、どんな自分でありたい?」
→ “ありたい姿”を軸にする - 「その“こうすべき”って誰の声?」
→ 他人軸から自分軸へ戻る
小さな問いが、あなたの一歩を変える
今回ご紹介したセルフコーチングは人生の要所要所で活きてきます。
問いが変われば、意識が変わる。
意識が変われば、選ぶ行動が変わる。
行動が変われば、人生だって少しずつ変わっていく。
今日のあなたに、どの問いが響いたでしょうか?
どれかひとつだけでもいい。
今のあなたが、自分にかけてあげたい問いを選んでみてください。
それが、あなたの“一歩”になりますように。
名前:こーせー
元・居酒屋店長 → サーフィン世界一周 → ノマドブロガー(月収100万)→ フリーランス時代に筋トレ大会日本TOP10 → 「体づくりカフェ」起業(7年目)
今は「変わりたくても動けなかった自分」を救った経験を活かして、行動できない人の心に寄り添うコーチングを学びながら、発信しています。
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