40代に入ると、ふと「自分はこのまま何をして生きていきたいんだろう」と立ち止まる瞬間が増えてきますよね。
筆者自身も40代を目前にした頃、「積み上げてきたキャリアはあるのに、心がついてこない」という不思議なモヤモヤに悩んだ時期がありました。
今振り返ると、あの迷いは“新しい働き方へ進むサイン”だったんです。
この記事では、そんな迷いや停滞感を抱えるあなたに向けて、40代だからこそ見直したい「3つの視点」をお伝えします。
もし今「何がしたいのか分からない」と感じていても、大丈夫です。
その迷いは、あなたの人生が次のステージに進むための入口かもしれません。
一緒に、少しずつ解像度を上げていきましょう。
なぜ40代で「何がしたいかわからない」が起きる3つの要因
「このまま今の仕事を続けていていいのかな…」「やりたいことがあるわけじゃないけど、今のままも違う気がする」。
40代で仕事についてこう感じる人は、本当にたくさんいます。
たとえば、順調に昇進して管理職になったAさん(43歳)
周りからは「キャリア順調だね」と言われる一方で、 実際にやっているのは会議とマネジメントばかりで、「自分が動いて価値を出していた頃のほうが楽しかった」
と感じています。
育児が一段落してフルタイム復帰したBさん(47歳)は、
「久しぶりの仕事は嬉しいけれど、以前のように仕事一本で頑張る気持ちにはなれない。 でも、じゃあ自分は何がしたいのかと聞かれると答えに詰まる」
と話してくれました。
このように、「仕事で何がしたいかわからない 40代」の背景には、 単なるやる気不足ではなく、環境や役割、価値観の変化が重なっていることが多いです。
ここでは、その代表的な3つの要因を整理していきます。
①役割の変化と期待値のズレ
20代・30代の頃は、「与えられた仕事をこなす」「目の前の目標を達成する」といったわかりやすいゴールがありました。 ところが40代になると、立場が変わり、いつの間にかこんな役割が増えていきます。
- 部下や後輩の育成・マネジメントを任される
- 家族のこと(子ども・親のこと)を考える時間が増える
- 組織全体や数字を意識した「責任ある立場」になる
すると、「自分がやりたい仕事」よりも「周りから求められる役割」を優先せざるを得なくなります。 その結果、
- 評価はされているのに、自分のやりがいがよく分からない
- 頑張っているのに、「これは本当に自分の望んだ働き方だっけ?」とモヤモヤする
こんなギャップが生まれます。
つまり、「何がしたいかわからない」の正体は、役割として求められていることと、自分が本当にやりたいことのズレだったりします。
あなたがおかしいわけではなく、ライフステージが変わった「副作用」みたいなものです。
②積み上げ型キャリアの“限界感”
ここまでのキャリアを振り返ると、多くの人が「流れに乗ってきた」ところがあります。
- 新卒で入れる会社の中から、条件で選んだ
- 配属された部署で頑張っているうちに、いつの間にか専門領域ができた
- 転職も「声をかけられたから」「条件が良かったから」という理由が中心だった
このような「積み上げ型キャリア」は、20〜30代まではとても合理的です。 会社やマーケットの流れに乗ってさえいれば、自然とステップアップしていけるからです。
ただ40代になると、ある日こんな感覚にぶつかりやすくなります。
- これ以上同じ延長線を歩いても、ワクワクが増えるイメージが湧かない
- 昇進や年収アップだけでは、もはやモチベーションが続かない
- 「自分で選んだ」という実感が薄くて、これからの10〜20年を想像しづらい
これが、いわゆる「積み上げ型キャリアの限界感」です。
ここに気づいたタイミングで、「じゃあ本当は何がしたいんだっけ?」という問いが立ち上がります。
なので、「何がしたいかわからない」と感じるのは、むしろ感度がいい証拠でもあります。
③価値観がアップデートされるタイミング
もうひとつ大きいのが、価値観そのものの変化です。40代になると、こんな出来事が重なりやすくなります。
- 親の介護や健康問題が現実味を帯びてくる
- 子どもが成長し、「育てる」フェーズから「見守る」フェーズに変わる
- 同世代の友人が病気をしたり、会社を辞めたりするニュースが増える
こうした出来事は、嫌でも「時間は有限だ」と教えてくれます。
その結果、
- お金や肩書きよりも、健康や家族との時間が大事に感じる
- 好きなこと・大事な人と過ごす時間を増やしたくなる
- 「何のために働くのか」を改めて考えたくなる
つまり、20代の頃の価値観のまま、40代を走りきるのは無理ゲーに近いです。
価値観がアップデートされているのに、働き方だけ昔の設定に据え置いたままだと、そりゃ違和感も出ます。
だからこそ、「仕事で何がしたいかわからない 40代」のタイミングは、 一度立ち止まって価値観を再設定する絶好のチャンスです。
何かやりたいけど、やりたいことがわからなくモヤモヤしている方は下記の記事もどうぞ。
次の章では、そのための具体的な視点を一緒に整理していきます。
何がしたいかわからない時に見直す3つの視点
いきなり「やりたいことは何ですか?」と聞かれても、40代で即答できる人のほうが少数派です。 むしろ「分からなくて普通」と思ってもらって大丈夫です。
ここで大事なのは、無理にやりたいことをひねり出そうとしないことです。
その前に、「いまの自分が何を大事にしたいのか」を丁寧に見直しておく必要があります。
土台となる価値観が見えてくると、「それを満たす働き方ってどんな形だろう?」と発想しやすくなります。

僕がコーチングを提供する際も、まずは「どんな価値観でどう生きていきたいか?」を枷を外して見つけてもらいます。
視点① 「いま大切にしたいもの」を棚卸しする
なので、この視点①では
- いまの優先順位を可視化する
- やりたくないことを書き出して、地雷を避ける
- 40代なりの価値観にアップデートする
という順番で、一緒に棚卸ししていきます。
⑴家族・健康・働き方など優先順位を可視化する
まずは、「自分にとって大事なもの」をざっと書き出してみます。 たとえば、こんな項目が候補になります。
- 家族との時間
- 自分の健康・体力
- 収入(お金の安心)
- 仕事のやりがい・成長実感
- 自由な時間・趣味の時間
- 住む場所・通勤時間
- 人間関係のストレスの少なさ
書き出したら、今の感覚で構わないので「優先順位トップ3」を決めてみてください。 細かく悩みすぎず、「今の自分ならこれかな」くらいのノリで大丈夫です。
ポイントは、過去の価値観ではなく「今」の感覚で選ぶことです。
20代・30代の頃は「とにかく成長」「年収アップ」が最優先だった人も、40代では「健康」と「家族の時間」が上位に来ることは珍しくありません。
こうやって優先順位が見えてくると、
- 今の働き方は、それをちゃんと守れているかどうか
- これからの仕事選びで、どこだけは絶対に譲れないのか
がはっきりしてきます。
ここがブレたまま「やりたいこと」だけ探そうとすると、 現実と理想のギャップでしんどくなりやすいので、最初に土台を固めておきましょう。
⑵やりたくないことリストの書き方(ワーク付き)
「やりたいことがわからない」ときに有効なのが、「やりたくないこと」から考える方法です。 これなら、多くの人がスラスラ書けたりします。
おすすめのフォーマットは、次のようなシンプルな表です。
| やりたくないこと | なぜ嫌なのか(理由) | 代わりにどうしたいか |
|---|---|---|
| 終電までの残業が当たり前の働き方 | 体力的にきついし、家族との時間が取れない | 基本は19時までに仕事を終えたい |
| 成果が見えない資料作成ばかり | 誰の役に立っているのか分からず虚しくなる | 相手の反応が見える仕事の比率を増やしたい |
| パワハラ気質の上司の下で働くこと | メンタルが削られて、パフォーマンスも落ちる | 安心して話せる人がいる職場環境で働きたい |
まずは、1列目の「やりたくないこと」を思いつくままに書き出してみてください。 その後で、「なぜ嫌なのか」「代わりにどうしたいか」を埋めていきます。
これをやると、
- 自分が何にストレスを感じやすいタイプなのか
- どんな働き方なら、負担を減らしながら力を発揮できそうか
がかなりクリアになります。
実は、「やりたくないこと」を避けるだけでも、仕事の満足度はかなり上がります。
だから、ここを曖昧にしたまま「情熱を持てる仕事」を探そうとすると、ちょっとしんどいゲームになります。
⑶40代だからこそ必要な価値観の再設定
優先順位とやりたくないことが見えてきたら、最後に「40代版の価値観」を言葉にしてみましょう。 難しく考えず、次のようなテンプレートに当てはめてみてください。
- 私は、「〇〇」と「〇〇」を大事にしながら働きたい。
- そのために、「△△な働き方」はできるだけ避けたい。
- 仕事では、「□□な状態」を感じられる時間を増やしていきたい。
例を挙げると、
「私は、家族との時間と自分の健康を大事にしながら働きたい。
そのために、深夜残業が常態化している働き方はできるだけ避けたい。
仕事では、自分の強みを活かして誰かに直接感謝される状態を感じられる時間を増やしていきたい。」
こんな一文でも、立派な「価値観の再設定」になります。
ここまでできていると、「仕事で何がしたいかわからない 40代」の状態から一歩進んで、 「こういう働き方なら、自分は納得できそうだ」という仮説が立ち上がってきます。
次の視点では、その仮説を支えるために、自分の「強み」をどう見つけていくかを整理していきます。

ちなみに僕は、「家族とサーフィンの時間は必ず確保して働きたい。そのために、長時間拘束される働き方はできるだけ避けたい。仕事では人の行動をサポートができる時間を増やしたい。」となります。
視点② 自分の「強み」を他者視点で再発見する
価値観の棚卸しができたら、次は「自分の強み」に目を向けていきます。
40代のキャリア迷子あるあるで多いのが、
- これといった専門性がない気がする
- どれも「そこそこ」で、胸を張って言える強みが分からない
- 今さらゼロから新しいスキルを身につけるのもしんどい
こんな感覚です。ですが、多くの場合「自分では当たり前すぎて気づいていない強み」が眠っています。
この視点②では、
- 過去の経験から強みのタネを見つける
- 他者のフィードバックで「意外な強み」を発掘する
- 見つけた強みが生きる仕事の特徴を考える
という順番で、自分の強みを再発見していきます。
過去の成功パターンを掘り起こす(モチベーショングラフ)

「強みを教えてください」といきなり言われても、答えづらいですよね。
そこで使えるのが、シンプルなモチベーショングラフです。
紙でもノートでもいいので、横軸を「時間(社会人1年目〜今)」、縦軸を「やる気・充実度」としてざっくり線を引いてみてください。
- 楽しかった時期は線を上に
- しんどかった時期は線を下に
- 印象的な出来事に一言メモを書く
例として、こんな表にしてもOKです。
| 時期 | 出来事 | モチベーション | その時の自分の状態 |
|---|---|---|---|
| 社会人3年目 | 初めてプロジェクトリーダーを任される | 高い(++) | メンバーと作戦会議をするのが楽しかった |
| 30代前半 | ルーティンワーク中心の部署に異動 | 低い(−) | 改善提案しても反応がなく、やりがいを感じにくかった |
| 40代目前 | 後輩育成を本格的に任される | やや高い(+) | 相手が成長していくのを見ると嬉しかった |
こうして並べてみると、
- どんな状況・役割のときにモチベーションが上がっていたのか
- 逆に、どんな仕事の特徴があるとエネルギーが下がるのか
が見えてきます。
ここから「人を巻き込みながら進めるのが得意」とか、「改善・工夫ができない環境だとしんどいタイプ」といった、自分の強み・弱みの傾向が浮かび上がってきます。

僕もモチベーショングラフを作って客観視した時、「具体的な本音の目標がある時」にモチベーションが高まり、先が見えない時にガクッと下がっていることがわかりました。
フィードバックで気づく意外な強み
強み探しで忘れがちなのが、「他人から見た自分」の視点です。
自分では「普通」と思っていることほど、実は周りから見ると「それ、結構すごいよ?」と言われるポイントだったりします。
おすすめなのは、信頼できる人にざっくりでいいので、こんな質問をしてみることです。
- 「一緒に仕事をしていて、助かっていると思うところってどこ?」
- 「もし私をひと言で表すとしたら、どんな人?」
- 「他の人と比べて、ここは違うなと思うところある?」
直接聞くのが照れくさければ、匿名ツール(Googleフォームなど)を使ってもOKです。
もらった声は、こんな感じで整理しておくと分かりやすいです。
| フィードバック内容 | 誰から | 自分の解釈(=強み候補) |
|---|---|---|
| いつも話を整理してくれるので助かる | 同僚 | 情報をわかりやすくまとめる力 |
| どんな人とも上手くやれるよね | 上司 | 人間関係の潤滑油になれるコミュニケーション力 |
| トラブルの時も落ち着いている | 部下 | プレッシャー下でも冷静に判断できる |
こうして「他人の言葉」を整理していくと、自分ひとりで考えているときには出てこなかった強みが、じわじわ見えてきます。
強みが活きる仕事の特徴を見つける
強みは、「それ単体」よりも「どんな場面で活きるか」までセットで考えた方が、キャリアのヒントになります。
たとえば、こんな感じです。
| 強みの例 | 強みが活きる仕事の特徴 |
|---|---|
| 人の話をよく聞いて整理するのが得意 | ヒアリング・調整・ファシリテーションが多い仕事 |
| コツコツ改善・工夫するのが好き | 業務改善・仕組み化・ルールづくりに関われる仕事 |
| トラブル時に落ち着いて対応できる | プロジェクト管理・現場責任者・カスタマーサポートのリーダーなど |
ポイントは、
- 「この強みを100%活かせる仕事は何か?」ではなく
- 「今よりもう少し強みが出せる要素がある仕事は何か?」
くらいの温度感で考えることです。
いきなりベストを探そうとすると、選択肢が狭くなって苦しくなりがちなので、 「今の延長線+ちょっと強み寄り」くらいでも十分前進です。
ここまで整理できれば、「自分に合いそうな働き方の方向性」が少しずつ見えてきます。
次の視点③では、それを実際に試していくための小さな行動について、一緒に考えていきます。
視点③ 小さく試して「未来の選択肢」を増やす
価値観と強みの輪郭が見えてきたら、あとは「頭の中だけで悩み続けないこと」が大事です。
40代のキャリア迷子をこじらせるパターンのひとつが、
- 完璧な答えが出るまで動かない
- 動いていないから、余計に不安が大きくなる
というループです。そこでおすすめなのが、「小さく試す」というスタンスです。
この視点③では、
- 週末やスキマ時間でできるプチ実験
- 副業や本業活かしたボランティアなど、低リスクの挑戦
- 試した結果から「やりたいことの輪郭」を掴む
という流れで、「未来の選択肢」を増やしていきます。
⑴週末からできるプチ実験5選
まずは、会社を辞めなくてもできるレベルの「お試し行動」からいきましょう。
たとえば、こんなプチ実験があります。
| プチ実験 | 所要時間の目安 | ハードルの低さ |
|---|---|---|
| 興味のある分野のオンライン講座を1本受けてみる | 1〜2時間 | ◎ 家から出なくてOK |
| 気になる職種・働き方の人に30分だけ話を聞かせてもらう | 30〜60分 | ◯ 少し勇気が要るけどリターン大 |
| 小さなブログ・SNSアカウントで情報発信を始めてみる | 1記事30〜60分 | ◎ 無料・匿名でもできる |
| 異業種交流会や勉強会に1回だけ参加してみる | 2〜3時間 | ◯ 合わなければ1回きりで終了 |
| 身近な人の「ちょっとした困りごと」を1つ解決してみる | 内容による | ◎ 家族・友人相手なら気楽 |
大事なのは、「これをやったら人生が変わるはずだ!」と気合いを入れすぎないことです。
むしろ、
- やってみて、どう感じたかメモする
- 「もう一度やりたいか?」「誰かに勧めたいか?」を自分に問いかける
くらいの軽さでOKです。
副業・プロボノなど低リスクの挑戦
もう一歩だけ踏み込みたい人には、副業や仕事の経験を活かしたボランティア(プロボノ)も選択肢になります。
いきなり本業をガラッと変えるのではなく、
- 今の仕事を続けながら、別の仕事の感覚も試してみる
- お金というより「経験」や「人とのつながり」を取りにいく
というスタンスが安心です。
イメージとしては、こんな感じです。
| スタイル | 例 | メリット |
|---|---|---|
| スキル型副業 | これまでの経験を活かした業務委託・スポット相談など | 「自分のスキルが市場でどう評価されるか」を体感できる |
| プロボノ(ボランティア) | NPOや地域活動での広報・事務・企画など | お金以外の「ありがとう」や手応えが得られやすい |
| 小さな個人プロジェクト | イベント主催、オンラインコミュニティ運営など | ゼロから企画して形にする力を試せる |
ここでも、いきなり「収入を本業レベルにするぞ」と気合いを入れすぎると疲れます。
最初は、
- 月に数時間〜数千円規模でOK
- 「やってみてどう感じるか」を観察するつもりで始める
くらいがちょうどいいです。
副業に関しては40代の副業の始め方と続け方|理想の働き方は“副業”から始まる【実践ガイド】で詳しく解説していますので、もしよければそちらも見てみてください。
試した先に見える“やりたいことの輪郭”
小さな実験や副業を続けていくと、少しずつこんな変化が出てきます。
- 「これは案外好きかもしれない」「これは思ったよりしんどい」が分かる
- 「仕事で大事にしたい感覚」が、体感として掴めてくる
- もし本業を変えるとしたら、「どんな方向か」の仮説が立つ
ここまで来ると、「仕事で何がしたいかわからない」という感覚から、
「完全には分からないけど、なんとなくこの方向っぽい」という手応えに変わっていきます。
キャリアの答えは、机の上で考え続けているだけではなかなか出ません。
小さく試して、フィードバックを受け取って、また少し進む。その繰り返しの中で、 やりたいことの「輪郭」がじわじわハッキリしてくるイメージです。
キャリア迷子をこじらせるNG行動
ここまで「やるべきこと」をお伝えしてきましたが、同じくらい大事なのが「やらないほうがいいこと」です。
40代でキャリア迷子になったとき、ついやってしまいがちなNG行動を先に知っておくと、余計な遠回りを減らせます。
焦って「やりたいこと」を決めようとする
まず避けたいのが、「とにかく何か決めなきゃ!」モードに入ることです。
- とりあえず資格の勉強を始める
- とりあえず流行りの職種の記事を読みあさる
- 「これが天職です!」と言い切ってくれるサービスを探す
気持ちはすごく分かります。
ですが、土台となる価値観や強みが整理されていないまま「答え」だけを探そうとすると、
一時的にスッキリしても、数ヶ月後にまた同じ悩みに戻ってしまいやすいです。
なので、「早く決める」よりも、「納得感のある選び方を身につける」ことを優先したほうが、長期的にはラクになります。
いきなり会社を辞める(転職活動を始める)
次のNGは、感情がピークのときにいきなり会社を辞めたり、転職活動に走り出してしまうことです。
- 「このままは嫌だ!」と勢いで退職を決める
- とりあえずエージェントに登録して、求人票を眺め続ける
状況によっては必要な一手のときもありますが、
「今の仕事が辛い」=「転職すれば全部解決する」とは限らないのが難しいところです。
特に、
- 自分の価値観や強みが整理できていない
- 何を避けたいのか(やりたくないこと)が曖昧
この状態で転職してしまうと、「場所を変えただけで、同じモヤモヤを再現する」リスクがあります。
まずは小さく試す・情報を集めるなど、「逃げ」ではなく「選ぶ」ための準備をしてからでも遅くはありません。
他人の成功パターンをそのまま真似する
もうひとつの落とし穴が、ロールモデルの「表面」だけをコピーしてしまうことです。
- 「◯◯さんはフリーランスになって成功したらしい」
- 「あの人は会社を辞めてカフェを開いて幸せそうだ」
こういう話を聞くと、「自分も同じようにすればうまくいくかも」と思いたくなりますよね。
でも、本当に大事なのは、
- その人が大事にしている価値観
- その人が元々持っていた強みや環境
だったりします。
なので、ロールモデルを見るときは、
- 「その人が何を大事にして、どういう選び方をしてきたのか」
- 「自分の価値観・強みと重なる部分はどこか」
という「考え方」だけを参考にするのがおすすめです。
形だけ真似ると、「思ってたのと違う…」となりやすいので注意です。
40代の何がやりたいかわからない人が進むためのまとめ
ここまで、「仕事で何がしたいかわからない」と感じている40代の方に向けて、3つの視点をお伝えしてきました。
3つの視点を統合して次の一歩を決める
もう一度、やってきたことを整理するとこんな感じです。
- 視点①:いま大切にしたいものを棚卸しして、40代版の価値観を言葉にする
- 視点②:過去の経験と他者のフィードバックから、自分の強みのパターンを見つける
- 視点③:小さな実験や副業・プロボノで、「未来の選択肢」を実際に試してみる
この3つを組み合わせると、
- どんな働き方なら自分は納得できそうか
- そのために、今の職場でできる工夫はあるか
- どうしても難しければ、どんな方向への転職・副業があり得るか
といった「現実的だけど自分らしい選択肢」が見えてきます。
悩む時間もキャリアの資産に変える考え方
最後にひとつだけ、お伝えしたいことがあります。
それは、「何がしたいかわからない」と悩んでいる時間も、ちゃんとキャリアの一部になっていくということです。
40代で立ち止まることは、決して「出遅れ」でも「失敗」でもありません。
むしろ、
- これまで積み上げてきたものを、一度ちゃんと振り返るタイミング
- 残りの時間を、より自分らしく使うための準備期間
と考えることもできます。
もし今、「自分は何がしたいんだろう」とモヤモヤしているなら、
今日できることは、この記事の中からたった1つだけでいいので、ワークや行動を試してみることです。
- やりたくないことリストを書いてみる
- モチベーショングラフをざっくり描いてみる
- 週末にオンライン講座を1つ受けてみる
そんな小さな一歩でも、「何もしていない自分」からは確実に抜け出せます。
そして、その一歩一歩が、これからの10年・20年の働き方を作っていくはずです。
あなたの40代が、「なんとなく続けた仕事」ではなく、
「自分で選び直した仕事と暮らし」になっていくことを、同じ40代として心から願っています。
















・こーせー|ライフワークコーチ/SEO ディレクター
・40代3児の父
・元居酒屋店長 → 世界一周 → Webフリーランス(SEOブログ月100万円、インスタ4500フォロワー)→ カフェ起業7年目→コーチング
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